故人を偲ぶ会を開く場所

家族葬とお別れ会

昨今、葬儀は家族だけで行い、一般の参列の方はお断りする傾向がすっかり定着しました。
けれども、生前親しくお付き合いしていたご近所さんや友人の方々にとって、最後のお別れの場である葬儀に参列できないのは何とも心残りです。
とはいえ、一般葬にすると遺族の負担は重くなりますので、両者の希望をとって葬儀は家族だけで行い、のちにお別れ会を開くというのが、もっともよい方法なのではと考えられます。

葬儀を終え、その後のさまざまな手続きもすっかり終わったころには、だいたい四十九日を迎えていることが多く、遺族もだんだんと落ち着いてきます。

その頃を見計らってお別れ会を開くと、負担も少なくて済むでしょう。

会場に凝ってみよう

お別れ会が行われる場所として多いのは、ホテルの宴会場や、貸し切りで利用できるレストランなどです。
故人とのお別れ会ということで、遺影を飾る祭壇を設けてくれたりしますので、お別れ会という雰囲気をしっかりと出すことができます。
また、生前の様子を写真や映像で振り返ることができるよう、テレビやスクリーンなどを用意してくれることもありますので、それらを見ながら想い出話に浸ることができます。
けれども、葬儀に出られなかったことを残念に思い、お別れ会に参加してくれる人のために、少し凝った開催場所を選ぶのもよいのではないでしょうか。

その凝った開催場所として最適なのが、屋形船です。
平日なら10名から、土日、祝日などの繁忙期なら15名から貸し切りで船を出してくれます。
このくらいの人数はすぐに集まると思われますので、場合によってはもっと大きな船になることも考えられます。

少しくらいの雨なら問題なく出船しますし、ほとんど揺れないことから、船酔いをする人も滅多にいません。

食事をする場所

最近の屋形船は座りやすいようにテーブルと椅子をセッティングしていたり、掘りごたつスタイルになっているものも多くあります。
これなら、足やひざが痛いという高齢の人が出席してくれる可能性が高いお別れ会でも、安心して席に着いてもらえます。
屋形船で開催すると聞けば、座敷で正座というイメージになりますので、参加を躊躇する人もいるかもしれません。
そうならないように、事前に船の中の造りを聞いておき、椅子、もしくは掘りごたつ形式であることを確認しておくのがおススメです。
そして、案内状にも忘れずに書き添えておくと、正座をしなくていいのなら、安心して参加できると思ってもらえることでしょう。

問題なく正座ができるという人でも、これだけ洋式の生活になれた現代では、長時間座敷に座るのは苦痛に感じますので、座るスタイルがとれるのは大いに喜ばれるはずです。

お料理にも自信あり

屋形船は海に漕ぎ出すこともあって、新鮮な魚介類が周囲にふんだんにあります。
あまり知られていませんが、実は東京湾はおいしい魚介が獲れることで有名で、新鮮な海の幸を使った本格的な料理が楽しめます。

豪華な船盛を用意してくれるところもありますし、基本的に一人ずつ料理を提供してくれますので、自分のペースでゆっくりと食事を楽しむことができるでしょう。
ただし、バイキング形式でフレンチやイタリアンを提供するところもありますので、こちらも事前に調べ、本格的な和食を提供してくれるところを探しておくのがベストです。
周遊時間は長いコースで約2時間というところが多く、お別れ会の開催時間としては十分です。

また、このくらいの時間で終わるくらいの方が、参加者はもちろん、開催する遺族側も疲れずに済みます。
桜や紅葉といった景色を楽しめる時期を狙って開催すれば、故人との思い出話も尽きないのではないでしょうか。
粋な屋形船でのお別れ会に、故人もきっと喜んでくれるはずです。